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和牛農家 3プライド記事

New Farm Style株式会社 富永翔太郎の3プライド

12/10/2025

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New Farm Style株式会社 富永翔太郎
熊本県 熊本市
母牛:53頭、子牛:30頭
取材日:2025年12月10日
  • シャンパンでは注ぎ切れない命の器
  • 牛にいいもの、人にやさしいこと。
  • 幸せを条件にした畜産経営

シャンパンでは注ぎ切れない命の器

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記者「富永さんが就農されたきっかけを教えていただけますか?」

「もともと両親が牛を飼っていて、祖父の代から続いている家業だったんですが、自分は若い頃、実家を離れて六本木でホストをしていて、社会人になってからは畜産には一切関わっていなかったんです。正直、当時は家業を継ぐとか、牛のことを考える余裕もなくて、自分の世界で必死でした。そんな中で熊本地震が起きて、実家の牛舎が大きく損傷しました。柱は残っているけど、屋根が全部割れてしまって、雨が降ると牛が濡れてしまう状態で。でも、やっぱり人の家の復旧が優先されるので、牛舎はどうしても後回しになるんですよね。その状況を見たときに、高齢の両親だけでは復旧も飼養も難しいだろうなと思って、戻る決断をしました。正直に言えば、地震がなかったら、今も六本木にいたかもしれません。あの出来事がなければ、自分が畜産に戻る理由を見つけられなかったと思います。」


記者「市内に牧場があるという珍しい立地ですが、どんな課題や工夫がありますか?」

富永さん「市内にあることで、どうしても周囲からの苦情は出やすいです。『臭い』『ハエが出る』といった声ですね。近所の住宅が増えている中、匂い対策としてアンモニア分解剤の『ドクターミスト』を導入しました。他の農家さんではシャボン玉からチョコレートの香りが出る機械を使って対策しているところもあります。また、周辺の畑も宅地開発で減っていて、牧草を育てる場所がなくなってきています。牧場を続けていくには、工夫と対応力が本当に求められます。」


記者「牧場運営で取り入れている特徴的な取り組みがあれば教えてください。」

富永さん「うちは機械やICTの導入を積極的にやっています。『Uモーション』という発情発見装置で、24時間牛の行動をAIが監視してくれて、スマホに通知が来る仕組みです。あと『牛温恵』という破水や出産タイミングを知らせてくれる機械も導入しています。出産の24時間前に通知が来るので、スケジュールが組みやすくなりました。分娩室にはウェブカメラも2台設置していて、離れていても様子が確認できます。昔は父が牛舎で寝泊まりしていましたが、今はだいぶ楽になりましたね。」


記者「今後富永さんの牧場をどんな牧場にしていきたいですか?」

富永さん「うちは繁殖農家なので、出産や種付けのタイミング管理が非常に重要で、休みも取りづらい仕事です。でも、技術が進めば進むほど、もっと楽になるはずだと信じていて。最終的にはセブ島でパソコンを開いたら『発情しました』って通知が来て、人工授精用のてんとう虫型ロボットが精子を運んで受精させる、そんな未来を思い描いています。メーカーにも提案してるんですけど、まだ現実的じゃないって笑われます。でも、誰かが『それ面白いね』って開発してくれたら、必ず実現すると思うんです。そういう未来の牧場のスタイルを自分たちで切り開いていけたらと思っています。」

牛にいいもの、人にやさしいこと。

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記者「富永さんの“こだわり”についてお聞きしたいのですが、何か意識されていることはありますか?」

富永さん「やっぱり牛に“悪いもの”をなるべく与えないっていうのが一番のこだわりですね。結局、人間がその牛の肉を食べるわけで、牛にとって良くないものが入っていたら、それは人間の体にも入ってしまう。だから、できるだけ自然由来のものを使いたいと思ってます。例えば豆腐屋さんから出るおからとか、キノコの菌床など、捨てられるはずだったものを餌として活用してます。キノコ菌って腸にもいいって言われていて、牛の健康にも繋がるし、最終的には食べる人の健康にも繋がると信じてます。」


記者「今後は“食の背景”を重視する消費者も増えると言われています。そういった変化についてどう思われますか?」

富永さん「本当にその通りだと思います。これからの時代、Z世代とか、環境や健康を大事にする人たちがどんどん増えてくると思います。牛が何を食べて育ったかっていう背景も重要視される時代になりますよね。だからこそ、僕らがやってる“自然由来”の餌やりや、廃棄物の再利用といった取り組みはもっと知ってもらうべきだと思ってます。でも、良いことをしてても、発信しなければ誰にも届かないんですよね。だから、今後は“発信力”も農家にとって必要な力だと感じています。」


記者「続いてですが、牧場運営で役立っているオススメの道具や機械があれば教えてください。」

富永さん「うちで一番助かってるのは『哺乳ロボット』ですね。これは子牛に自動でミルクを与えてくれる機械なんですけど、ICタグで一頭ごとの管理ができて、この子は1日何リットル飲めるとか、何回に分けて与えるかも設定できます。昔は哺乳瓶で1頭ずつ与えてて、それだけで1〜2時間かかってました。でも今は、その時間を他の仕事や牛の観察に使える。しかもインターネットに繋がっていて、飲む量やスピードに異変があれば“警告”も出るんです。『あれ、この子今日飲んでないな』っていうのを機械が教えてくれて、病気の早期発見にも繋がってます。粉ミルクも40キロ分くらいセットできて、自動で調整してくれるし、管理画面で子牛の健康状態もわかる。手間が減ったぶん、逆に観察の質は上がってると思います。」

幸せを条件にした畜産経営

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記者「富永さんの牧場で愛用しているアソードを導入されたきっかけについて教えてください。」

富永さん「導入のきっかけは、信頼している今川先生が使っていると聞いたことでした。実際にはまだ使ったことがなかったんですが、あの先生が使ってるなら間違いないだろうと。あとは、“使ってみないと効果はわからない”というのが僕の考えなんですよね。高すぎる商品なら別ですが、アソードは1袋20㎏で8,000円ちょっとくらいで試せる価格だったので、『だったら試してみよう』という気持ちで導入しました。営業の方から話を聞くだけじゃなく、実際に使ってこそ本当の価値がわかると思ってます。」


記者「実際に使ってみて、何か変化は感じられましたか?」

富永さん「まだ使い始めたばかりですが、それでもすでに4頭の子牛が生まれました。特に増し飼いしなくても、自然に体格が良く生まれてきている感覚があります。今までは餌をガンガン増やしてやっと大きく育ってたのが、普通の量で大きく育っている印象で。これはアソードの効果かな?と思ってます。もう少し継続して使ってみたいですね。」


記者「アソードの“100%天然の素材”というのも富永さんのこだわりに合っているものですね。」

富永さん「それはすごく大きなポイントでした。僕自身、牛には“悪いものは与えたくない”という考えを持っていて、自然由来の素材である阿蘇の赤土が原料というのはすごく安心感があります。何かと何かを化学的に混ぜたものじゃなくて、元が土ですから。だからこそ、牛にも安心して与えられると思ってます。」


記者「アソードによる臭気対策についてはいかがですか?」

富永さん「匂いはうちでもすごく課題なんですよ。市内に牧場があるので、近くに倉庫や住宅が建つと、どうしても“臭い”って言われることがあって。『ドクターミスト』でアンモニアの分解をしつつ、アソードで牛の体内から臭いを抑えてくれる。硫化水素、つまり“おならの匂い”の原因になる成分を吸着して、体外に出すというものなので、体内外両方からの匂い対策になるんです。これが両輪で効けば、かなり匂い問題が改善されるんじゃないかと期待してます。」


記者「アソードを使った牛の堆肥が、牧草の収量アップにも繋がるという話もあります。」

富永さん「それ、すごく興味ある話ですね。今、牧草畑がどんどん開発で減っているので、少ない面積でたくさん育てるというのは本当に大事。アソードを摂った牛の糞が、より発酵しやすくて良質な堆肥になると聞きました。冬場でもしっかり発酵して、撒いた後の牧草の糖度や収量が上がるっていうのは、かなり魅力的。今は堆肥センターに出してる状態ですが、今後は自分の畑にも活用していけたらと思ってます。」


記者「大きな後押しになった今川先生についても教えてください。」

富永さん「今川先生は、牛の妊娠や分娩に関わるホルモン『インターフェロン・τ(タウ)』を発見した方で、牛の世界では本当に有名な研究者です。僕もその存在を知ってからずっと尊敬してます。その先生が実際にアソードを使って実験されていると知って、『間違いない』と思ったんですよ。ラジオCMとかネット記事でも名前を拝見しましたが、あれほどの方が評価しているなら、信用に値すると思いました。」


記者「最後に、富永さんの“座右の銘”を教えてください。」

富永さん「うーん…最終的にはやっぱり“牛も人も幸せ”ですね。牛がきつい状態ではだめだし、牛のために人間が犠牲になっても続かない。両方がバランスよく幸せじゃないと、この仕事は成り立たないと思うんです。僕ら家族が幸せであって、牛も健康で快適に過ごせること。これがうちの牧場の理想ですね。」
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哺乳ロボット

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哺乳ロボットは、子牛一頭ごとに最適なミルク量や回数を自動で調整・給乳してくれる先進的な機械です。ICタグによって個体管理ができ、飲む量やスピードの変化を検知して警告を出す機能も備えており、健康状態の把握や病気の早期発見にも貢献します。従来は手作業で1〜2時間かかっていた哺乳作業が自動化され、作業負担を大幅に軽減。インターネット連携により管理画面での健康チェックも可能で、効率と品質の両立が実現されています。大量の粉ミルクもセット可能で、常に新鮮な状態で給乳できる点も魅力。作業の効率化だけでなく、より丁寧な牛の観察やケアに時間を使えるようになる、現場にとって頼れるツールです。

アソード

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「アソード」は、阿蘇の赤土を原料とした100%天然由来の飼料添加物で、牛の健康管理と臭気対策を両立させる新しいアプローチとして注目されています。信頼する大学の教授が研究しているから導入したという富永さんの牧場では、使用開始後すぐに体格の良い子牛が自然に誕生し、餌の量を増やさずとも健やかに育つ効果を実感されているそうです。また、牛の体内で硫化水素などの臭気成分を吸着・排出することで、畜舎周辺の匂い問題にも貢献。さらに、アソードを摂取した牛の糞は、発酵しやすく高品質な堆肥になりやすいため、牧草の糖度や収量向上にも期待が寄せられています。自然素材へのこだわりと、牛へのやさしさを兼ね備えたアソードは、富永さんの牧場を支える心強い味方です。

Writer_T.Shimomuro
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    和牛農家に3プライドを取材しました。

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本社:熊本県阿蘇市狩尾289番地
熊本営業所:熊本市北区龍田3丁目32−18

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